海辺で気まま日記 改め 川辺で気まま日記
毎回気ままに綴ります。猫、仏・独・伊語、音楽全般、丹田呼吸など。
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佐川満男の唄う『フランス人のように』
               佐川満男 フランス人のように

関西中心の俳優として知られる佐川満男がこんな歌を歌っていました。その名もズバリ『フランス人のうように』(作詞:橋本淳、作曲:筒美京平)。1969年7月25日にコロンビアから発売されたシングル盤です。

筒美京平による編曲は、アコーデオンの合いの手があるようにフランス風ではあるものの嫌味がなく、60年代後期歌謡曲の中でも洗練の極致といっても言いぐらいの曲です。多分当時の作曲家で洋楽をこれほどまでに消化できた人はいなかったように思います。シンガーズ・スリーと思しき女性コーラスが絡むところなど、同じ頃に筒美が作曲した「サザエさん」のエンディングテーマを思い出しニヤリとさせられます。佐川の歌も、筒美の大学の先輩である橋本淳の詞とマッチしていて、それでいて嫌味のないのが好感が持てます。楽曲構成もAA'BABAと至ってシンプル。歌詞も今みたいにたくさんなく象徴的に書かれているのがいい。

今から38年前に作られた曲ですが、日本人のフランス人に対する想いが現在と比べても大差ないのが面白いですね。

フランス人のように

光の中を フランス人のように
細いタバコを タバコをくわえ
あなたと歩く 散歩道
横顔さえも フランス人のように
甘いくちづけ くちづけかわす
二人の肩に幸せが

みんな夢だと てれたりせずに
甘えておくれ 今日だけは
光の中を フランス人のように
いとしい人の 手と手をとって
やさしい言葉 くりかえす

みんな夢だと てれたりせずに
甘えておくれ 今日だけは
祈る姿も フランス人のように
寄りそう心 心感じて
涙よ今日も さようなら
さようなら


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【2007/06/30 23:57】 日本の音楽 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |
フランス語のある音楽21
                           Voulez Vous

『ヴーレ・ヴー』と日本語で表記されたABBA後期のヒット曲です。フランス語のタイトルの曲としては、『セシボン』の次に有名な曲かも知れません。イントロが当時鳴らしていたヨーロッパ・ディスコに特有なエスニックなものです。ドイツのアラベスク、ジンギスカンなどもこういった悪趣味で下世話なイントロをしていました。日本でも、古くはちょっと上品に仕上げた久保田早紀の『異邦人』、割と最近ではかなり露骨なモー娘。の『ハッピー・サマー・ウエディング』でその影響が見られます。

この頃のABBAは絶好調で、英語の他、スペイン語等他の言語の歌詞でも録音していました。スペイン語圏でのリクエストが多かったようです。何を出しても売れていたABBAでしたが、『ギミー・ギミー・ギミー』がピークでその後は鳴かず飛ばずになっていきます。そういえば一時期高橋幸宏が思い出したかのように、ABBAは良かったと言っていたことがあります。私は『Thank You For The Music』以外はそれほど聴く気にはならないのですが、皆さんはいかがでしょうか。

     


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フランス語のある音楽⑳
                           MELANCHOLIA

今日ご紹介するフランス語のあるフランス語圏以外の曲は、MATIA BAZAR(マティア・バザール)の『SOUVENIR』です。マティア・バザールは1975年にジェノヴァで結成された、イタリアを代表する歌姫の一人Antonella Ruggiero(アントネッラ/ ルッジェーロ) を擁するグループです。アントネッラは1989年まで在籍し、その後ボーカリストが3人変わったりしながらも今でも現存しています。

アントネッラのボーカルのアクが強いからか、後任のボーカリストが大人しく感じるほどです。YouTubeの映像は1985年のサンレモ音楽祭での演奏ですが明らかに口パクですね。1985年時分でバンドが生演奏するのなんて日本の歌番組ぐらいのものだったようです。夜のヒットスタジオがまだある頃で、外タレアーティストたちがスタジオに来ては驚いていたと聞きます。今ではカラオケで演奏するのをよく見かけます。マティア・バザールはこの『SOUVENIR』でサンレモ入賞を果たしたのでした。

アントネッラの歌う曲の中でも「dolce」と言ってもいいくらいの声ですね。スタイリッシュなシンセサウンドと子守唄のようなサビが印象的。ギターや生ドラムのない完全な打ち込みサウンドなため、メンバーが暇を持て余しているのも笑える。あ、元々演奏していなかったんだ。

     


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日本語になったフランス語⑦モンタージュ
                          MONTAGE

「モンタージュ」は刑事ものドラマや映画を観ていれば、いやでも耳に入る言葉として知られるフランス語ですね。「montage」のように「tage」を「タージュ」と読むようなものはフランス語だと思って間違いありません(その他「camouflage(カムフラージュ)」)。フランス映画の最後に流れるスタッフリストに「montage」とあるのは「編集」を意味します。

「モンタージュ」といえば南佳孝の5枚目のアルバムが思い浮かびます。前作はバリー・マニロウの『コパカバーナ』に似た『モンローウォーク』を収録した「スピーク・ロウ」でした。この『モンローウォーク』(坂本龍一編曲)で一躍全国区となった南佳孝が、当時ブームとなっていたYMOのメンバー(細野晴臣を除く)と制作したのが「モンタージュ」です。

アルバム冒頭の『憧れのラジオガール』は如何にもYMO調でヴォコーダーの入ったテクノサウンド。当時テレビに出演していた南佳孝は、髪型はテクノカット、服装はダークの上下とクールでシックな風情で、現在のくしゃくしゃ頭の湘南ボーイとは大違い。

アルバム全体がテクノというわけではなく、『月に向かって』のようなロッカバラード、『風にさらわれて』のようなシティポップ調バラードといった南の定番も収録されています。個人的には若い頃に作曲していたというレゲエ調の『Midnight Love Call』がいい感じ。高橋幸宏のクレヴァーなドラミングも聴き応えがあります。

この次のアルバム「シルク・スクリーン」に収録された『スローなブギにしてくれ』(後藤次利作曲)でさらに知名度を上げました。そういえば浅野温子ってこの頃はもう子持ちだったでしたっけ。



日本語になったフランス語⑥ジャンル
「ジャンル(genre)」という言葉を知ったのは、フジテレビ系列で放映された番組「クイズグランプリ」ででした。1970年から1980年にかけて月~金(1975年までは土も)19:30~19:45の枠でほぼ毎日観ることのできる番組でした。「ジャンル」という語もこの番組で広まったかもしれません。Wikipedeiaにある通り<毎日5~6人程度の回答者が出演してジャンル別(スポーツ、芸能・音楽、文学・歴史、社会、科学、スペシャル問題(=上記5項目以外から日替わり))の6つの項目を選び、10~50点のカードの中から点数の低い順番に問題を選んでもらう>クイズ番組でした。

このように日本語としては「分野」「種類」「部門」といった意味で使われていることが多いようです。フランス語に「bon chic bon genre(B.C.B.G.ベ・セ・ベ・ジェとも略す)」という話し言葉があり、「上品な」「優雅な」「ブルジョワ的な」「落ち着いた雰囲気の」という意味で使われます。ここでの「ジャンル」は「趣味」「振る舞い」を指します。最初、ここでの「ジャンル」の意味が思いつきませんでした。語源を調べてみると、ラテン語の「genus」(出生、起源、種族)から派生したものであることを知り、「良い育ち」という意味なんだなと何となくわかったのでした。

フランスの新聞、雑誌の恋人募集欄に「un homme (une femme) B.C.B.G.」(品のある男性(女性))と書かれることがあるのですが、実際どうかは会ってからのお楽しみなのでしょうね。


フランス語のある音楽⑲
                           頭狂奸児唐眼

「KYLYN」「TO・CHI・KA」に続いて1981年5月25日に発表された渡辺香津美のオリジナルアルバム「頭狂奸児唐眼」(試聴はここ)、最近では「TALK YOU ALL TIGHT」というタイトルになっています(元々の英題)。渡辺香津美のアルバムの中でもバンド色、ロック色の濃厚なものですね。メンバーは香津美の他に笹路正徳(Key)、高水健司(B)、山木秀夫(Dr)、清水靖晃(Sax)といった面々。ジャケはふざけた感じですが、音楽そのものは硬派といえるもの。当時のアナログのインナー写真を見ると全員が化粧をしていたりと、香津美のキャリアの中でもユニークな時期といえます。まだほっそりとしていた山木のドラムには圧巻されたもので、スティーヴ・ガッドがNYで通じる日本人ドラマーは山木ぐらいなものだと当時語ったのも頷けるだけの技を持っていました。

さて、ではなぜ当シリーズにこのアルバムがお出ましかと言いますと、『BATHYSCAPHE』という曲があるからなのです。英語も同じスペルなのですが、日本語読みで「バチスカーフ」(英語は「バチスケイフ」)であれば語源はフランス語であると、少し強引ですが扱ってみました。では「バチスカーフ」とは・・・

                           bathyscaphe

・・・深海観測用の潜水艇をいい、スイスの科学者オーギュスト・ピカールがギリシャ語で「深い」を意味する「bathy」と「舟」を意味する「skaphos」を合成した造語です(初出1946年)。渡辺香津美のこの曲とどうつながりがあるのかは見当がつかないのですが、多分響きのカッコよさで選んだのでしょう。

     

ついでながらこのアルバムの他の曲について触れると、アルバムタイトル曲「TALK YOU ALL TIGHT」の間奏部分が何かに似ているなと思ったらこの曲でした。

                           BROTHER TO BROTHER

ジノ・ヴァネリの『BROTHER TO BROTHER』の後半の間奏部分とよく似ています。YouTubeの始まりから6分45秒後に現れるリフがそうです。

     

     

当時のジノ・ヴァネリのサウンドはフュージョンぽかったですから、ポップな部分を香津美が盗んだのかもしれません。

                           、KYLYN LIVE


KYLYNのライブアルバムに矢野顕子が歌う『The River Must Flow』があり、同じくヴァネリのアルバム「BROTHER TO BROTHER」からのカバーでした。KYLYNのライブでこの曲をカバーしようと言い出したのは香津美本人なのかプロデューサーの坂本龍一なのか歌手の矢野顕子かわかりませんが、いずれにせよこの時期の香津美がヴァネリのポップな雰囲気を取り入れていたのがわかります。1979年から1981年にかけての作品群が私にとって香津美のベストと、勝手に言わせていただきます。



日本語になったフランス語⑤ナイーブ
                          Naive

「ナイーブ」を国語辞典で調べるとフランス語からの外来語であることは書かれておらずむしろ英語からの外来語として書かれてあります。しかし英和辞典で調べてみると英語の「naive」はフランス語の「naïf」の女性形「naïve」であるとされています。通常の英語読みでいけば「ネイヴ」と発音されてもいいはずのものが、フランス語風に発音されているので、「ナイーブ」は英語を通じて日本語となったフランス語といって差し支えないように思います。

Wikipediaで「ナイーブ」を調べると、<英語本来のnaiveは「うぶ」「世間知らず」「お人よし」「無警戒」「ばか正直」を意味する。>とありますが、一般に日本語として意味する「素朴な」「純情な」「無邪気な」「天真爛漫な」も英語(小学館ランダムハウス英和大辞典)、フランス語(小学館ロベール仏和大辞典)ともに第一義として書かれてあります。むしろ「世間知らず」以下の意味として日本語では使われないと言った方が正確であるように思いますが、最近ではこの意味で使われることが多くなったのではないでしょうか。

ところで「ナイーブ」といえば、当ブログでもご紹介したバティスト・トロティニョンらが所属するフランスのローカルレーベル「naïve」が思い浮かびます。ジャズだけでなくクラシック、シャンソン、ロック、ヒップホップ、ワールドミュージック、エレクトロ、さらには書籍の出版ありと、思った以上に幅広い守備範囲の会社のようです。少なくとも輸入盤CDが手に入る所属アーティストを書くと、カルラ・ブルーニ、クレール・ディテルジ、ガブリエル・ヤール、ジャン=ピエール・コモ、レ・ニュビアン、シルヴァン・ブフ、エマニュエル・ベックス等々。国外アーティストはフランク・ザッパ、ゲイリー・ムーア、レインボー等を扱っていてメジャー並みのラインナップです。とても「ナイーブ」とは思えないレーベルですね。


『室内』の52年展
                           『室内』の52年展

故山本夏彦が編集兼発行人として地道に歩んできた『室内』の52年展がINAXギャラリー1(東京・銀座)にて6月18日(月)~8月25日(土)(日・祝日休館日)の期間で催されます。昨年大阪と名古屋のショールームにて催された内容と同じもののようです。東京のショールーム改装後第一弾として今回の展示が選ばれた模様。

『室内』という名はいたってシンプルですが、メーテルリンクの戯作タイトル『L'interieur』からいただいたものだそうで、山本のフランス趣味(メーテルリンクはベルギー人だが)が何気に含まれていたわけです。

『室内』は夏彦の逝去後、息子であり元『フォーカス』の編集長山本伊吾が引継ぎましたが、昨年の3月号で休刊、実質廃刊へと至りました。伊吾が編集兼発行人となって床屋政談的な要素が強くなり、かつての読者が離れたのだと思うのですが、「50年やってきて、雑誌の天寿をまっとうしたと思ったが、まだやりようがある。いったん休刊して考えてみたい」と中途半端な態度を取っているようです。因みに『フォーカス』が廃刊になった当時の編集長は山本伊吾であることも考え合わせると、先代の持っていた継続することへの執着が感じられないどころか、物事を終わらすことが多いのを遺憾に思います。というのもインテリアに対する関心は年々高まるばかりで、老舗の『室内』が新しく生まれ変わることのできるチャンスだったのに、本人が専門外であったこと、あるいは編集部内で確執があったかことに起因するのかわかりませんが、とにかく投げてしまったのですから。先代が信頼していた古参の編集長が定年を機に退職したことがこの雑誌の命運を決めてしまったのかもしれません。

かつては才媛の女性編集者で賑わっていた『室内』も今は昔のこととなりました。この方々のその後が気になるのは私だけではないように思います。工作社(『室内』の出版社)は存続しHPも残っているのですが、例えば元編集者塩野哲也さんは独立して事務所を構えるなど人材が流出し、山本伊吾のもとでの再出発はとても望めない状態ではあります。




【2007/06/11 20:00】 未分類 | TRACKBACK(0) | COMMENT(2) |
Amazon.frよりDVDが届く
                          DVC00427.jpg

今回はじめてAmazon.frでDVDを購入したものの、パソコンでPAL方式のものが本当に映るのかどうか不安でした。観てみると問題はありません。これからもしょっちゅう利用したいところですが、送料がべら棒に高く商品全体の半分ぐらい優にかかってしまいます。

とはいえ今回手に入れたのはどれも日本では入手しがたいものばかりです。趣味が知れてしまいますが、左からエティエンヌ・シャティリエ監督による「La vie est un lpng fleuve tranquille(邦題:人生は長く静かな河)」と「Tatie Danielle(邦題:ダニエルばあちゃん)」、「Juliette Gréco / Olympia 2004」、それから以前ご紹介したナタリー・バイ主演の「Le petit lieutnant」です。

「人生は長く・・・」はリアルタイムで劇場で鑑賞したことがあり、当時のフランス語の女教師からフランス映画で何が好きと聞かれたのでこれだと答えると、あははと笑いながら「いい映画ねえ」と言われたのを思い出します。この映画の次作「ダニエルばあちゃん」は、かつて「L'écho de la France」というフランスのラジオ局やテレビ局のニュース番組を録音したテープ付の月刊誌があって、ある月の号でこの映画を絶賛していたのを思い出します。残念ながらこの映画は観ずじまいでした。両作品とも日本で劇場公開、ビデオ化はなされたものの、DVD化はなされていません。

ジュリエット・グレコの「オランピア2004」は前々回の来日公演の時と同じメンバーによるオランピアでのライブの模様を撮ったものです。ボーナスとしてこの頃のグレコを撮ったドキュメント映画「Je m'appelle Gréco」や他色々ありますが、詳細は後日。

最後の「Le petit lieutenant(仮題:新米刑事)」は今もって日本でDVDはおろか劇場公開もなされていません。東京日仏学院で同時通訳による上映があったのみです。セザール賞最優秀主演女優賞を獲得(ナタリー・バイ)ぐらいでは日本公開に踏み切れない理由があったのでしょうか。現地公開から1年たっても日本での公開が望めそうになかったので、DVD購入に至りました。これも後日ご紹介します。



【2007/06/10 22:04】 映画・ドラマ | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |
ヌードサイクリングで自動車反対
                           Les cyclistes manifestent nus contre les voitures

裸で自転車に乗って自動車反対を訴える団体があるそうです。Coordinadora de colectivos ciclonudistasというスペインはアラゴンに本拠地を置く団体です。昨日6月9日(土)にマドリッド、ロンドン、ワシントン、パリといった都市で写真のようなデモ行進があり、パリでは5人が「猥褻物陳列罪」のかどで連行された模様です。

同団体のコミュニケとして"Nous montrons notre corps avec naturel, sans fausse pudeur pour simplement rappeler que nous sommes des êtres vivants et que nous voulons préserver notre environnement lui aussi vivant"(われらは自らの体を自然のまま恥じることなくさらすものである。われらが生を受ける者であり、同じく生を受けるわれらを取り巻く環境を守るのを知らしめることを唯一の目的とする)と述べられています。

私は自分の部屋で裸になっていることがあるし、自動車も所有せず、近くパリにならって東京も路面電車を復活すればよいとさえ考える者です。かといって、自分の意向を示すために裸になって訴えるのは、「ストーリーキング」になるための大義名分として「今話題」の環境問題を持ち出しているとしか考えられません。上の写真をご覧の通り、子供が大人の裸の大群を見るのは異様な光景です。かつてのヒッピーの新しい形なのかもしれませんが、露出をしたいのならしかるべきところでやればいい、単に裸になりたいのだと言えばいい、イデオロギーと結びつけるな、と言いたい。「赤信号、皆で渡れば怖くない」は何も日本人の専売特許ではないことの証明とも言えます。

幸い日本ではこの団体の動きは見られません。元々日本では江戸時代の銭湯で混浴があったりと裸に関して西洋のように厳しいタブーがあったわけではないので、裸になること自体が反道徳的、反宗教的のポーズとして成り立ちませんね。

【2007/06/10 16:16】 社会面 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |
フランス語のある音楽⑱
日本のアーティストの中でも自身の作品にフランス語を多用するほどフランス趣味の代表格といえば、高橋幸宏と大貫妙子のご両人があげられるかと思います。いっそのこと二人にフランス語のタイトルの曲をデュエットさせちゃえと考えたかどうかは知りませんが、冨田恵一の「冨田ラボ」で実現されたのは以前拙稿でご紹介した通りです。フランスかぶれ究極の男女デュオと言っても過言ではないでしょう。実は二人のデュオはこれが初めてではなく、高橋のアルバム「Heart of Hurt」に収録のセルフカバー『蜉蝣』以来となります。とはいえ高橋がドラムで大貫のアルバムに多数参加することはあっても、ボーカルで共演することは意外と少なかったと言えるのは確かです。

エディターの川勝正幸の文によると、<「プラシーボ・セシボン feat. 高橋幸宏+大貫妙子」は、新春シャンソン・ショウ?・・・ 二人のヴォーカルの掛け合いを聴くなり、パリのエスプリが漂う。>とありますが個人的にはそうは思いません。曲調(作編曲:冨田恵一)は冨田自身はっきりと述べるように、スティーリーダンやドナルド・フェイゲンの影響が大きくうかがえます。転調を多用したコード進行、リズム、ベースライン、ローズピアノのリフなどはそっくりですよね。あと幸宏には珍しくファルセットの箇所があったりと、あまりシャンソンっぽい感じはしません。

映像をご覧の通り、二人が並んで歌っているところを観ると少し距離感を保ってよそよそしい感じがしますよね。二人とも(男女仲に関しては)淡白なイメージがあるのを全面に打ち出しているようです。間違っても谷村新司と小川知子のデュオのようなマネをこの二人がしないことだけは確かです。

          



PROFILE
ドラム小僧
  • Author:ドラム小僧
  • ようこそ!やっとBlogができるようになり楽しみです。
    今スコティッシュ・フォールド3匹と暮らしています。
    楽器はドラム。スポーツは自転車。
    語学は英・仏・独・伊(飛行機が怖いので海外に行ったことはありません)。
    音楽は近現代フランス音楽、フレンチジャズ、フレンチポップス、イタリアンポップス、ジャーマンロック、ブリティッシュポップス、テクノ。
    国内は坂本龍一、加藤和彦、大貫妙子、Phew等。
    好きなドラマーはMarco Minnemann(NHKラジオ講座ドイツ語テキスト投稿欄でも紹介)、高橋幸宏等。
    丹田呼吸を日々実践しています。
    以上のことを気ままに書こうと思いますのでよろしくお願い申し上げます。
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