海辺で気まま日記 改め 川辺で気まま日記
毎回気ままに綴ります。猫、仏・独・伊語、音楽全般、丹田呼吸など。
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高橋幸宏ドラム名演集108
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高橋幸宏は越美晴のデビューアルバム「おもちゃ箱第1幕」(1979年3月25日)で2曲ドラムで参加しています。『スヌーピー』と『五月の風』で、2曲とも越美晴作詞作曲、坂本龍一編曲の作品です。今回は後者を聴きます。参加メンバーは以下のとおりです。

坂本龍一 Keyboards
水谷公生 Guitar
小原礼 Bass
高橋ユキヒロ Drums
ペッカー橋田 Percussion


イントロのタカタカッはいかにも高橋幸宏ですね。ところどころに短いロールをはさむのもお決まりとも言えます。今でこそお澄ましなコシミハルですが、この頃は歌謡曲の出来損ないをやっていました。

     
【2013/06/28 23:57】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集107
久々のこのシリーズ。今日は急遽、NHK-FM「サウンドクリエーターズ・ファイル」にて紹介されたドラム参加作品をあらめて聴きます。Mことロビン・スコットのアルバム「Famous Last Words」(1981年)の『Yellow Magic』という作品に高橋幸宏はドラマーとして参加しています。このことはファンの間では結構知られているのですが、何せ音源がどの動画サイトを探してみてもなく、当ブログでも扱わずにいた参加作品です。かろうじてこちらで試聴できます。

『Yellow Magic』はフィル・コリンズのソロデビューシングル『夜の囁き』が録音された今はなきタウンスタジオでの録音だそうです。『夜の囁き』のドラムサウンド、とりわけスネアの音は、このスタジオのナチュラルなエコーをコンプレッサーでサスティンを切り、その後ゲートエコーと言われるようになったことで知られています。『Yellow Magic』も同じスタジオだけあって、高橋幸宏のドラムがフィル・コリンズばりの力強く切れのあるものとなっています。

ちなみに本日の「サウンドクリエーターズ・ファイル」で高橋幸宏が自身のドラムについて「音がデカい」と評していました。ドラムは力ではなくバネなんだとのことです。

ところで『Yellow Magic』を聴いていて何かに似ていると思ったら、ザ・キュアーのアルバム「The Head on the Door」(13 August 1985)に収録の『Screw』が浮かびました。ロバート・スミスがMですか。意外です。

     

※YouTubeでラジオのこの部分がアップされたので埋め込みます。

     


【2013/06/16 23:23】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集106
またまた加藤和彦のアルバム「あの頃、マリー・ローランサン」(1983年9月1日)よりもう1曲。『ニューヨーク・コンフィデンシャル』(作詞:安井かずみ 作・編曲:加藤和彦)という、しっとりとしたAOR風の楽曲です。そんな曲に高橋幸宏は1:27で例の幸宏節とでも言いましょうか、自身のシングル『ARE YOU RECEIVING ME?』(1983年1月1日)で披露したフレーズをぶち込んでいます。『ARE YOU RECEIVING ME?』は16ビートのダンス調、そこで使ったフレーズをバラードにまで援用するとは、よほどこのフレーズに凝っていたのでしょう。



     

そういえば、YMOの『See Through』(シングル『過激な淑女』B面 1983年7月27日)もそうでした。1983年は高橋幸宏のチャイナシンバル連打元年と言って差支えなさそうです。

     



【2013/04/19 21:06】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集105
加藤和彦のいわゆる「三部作」の最後を飾るアルバム「ベル・エキセントリック」(1981年7月25日)から聴きます。アルバム冒頭の作品『ロスチャイルド夫人のスキャンダル』(作詞:安井かずみ 作・編曲:加藤和彦)です。三部作の中でももっともヨーロッパ的な雰囲気の作品の一つといえます。

高橋幸宏のドラムはお決まりのロールから始まり、三拍子に合わせて変則的なドラムを披露しています。またサビのドラマチックな展開を引き立てる奏法は聴きごたえがあります。当時ムーンライダースのかしぶち哲郎もそうでしたが、30前後ながら大人っぽいドラム叩いていたんだなとあらためて思った次第です。

     



【2013/03/17 20:51】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集104
1996年8月に中野サンプラザで行われた松任谷由実のライブでの模様です。ゲストに高橋幸宏の他、福井ミカ、高中正義らが参加してミカバンドの『タイムマシンにおねがい』を演奏しています。ここではミカの手前加藤和彦が外されたのでしょう。

高橋幸宏のドラムセットはすでに今の形と同じ。得意のツインドラムですが、1:05と1:12あたりでタイミングがずれ、片方のドラマーとの息が合っていないのも露見されます。





【2013/03/10 22:44】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集103
以前にもご紹介した加藤和彦プロデュース坂口良子のアルバム「果実酒」(1979年12月)よりまた1曲。『失恋コラージュ』(作詞:三浦徳子、作曲:佐藤健、編曲:加藤和彦)という作品です。おそらくYMO初のワールドツアーより前に録音されたものでしょう。この曲での詳しい演奏メンバーは判然としませんが、YMOの3人は参加しているものと思われます。

高橋幸宏のドラムはあくまでボーカルのバックに徹しているものの、フィルインに短いロールやフラムを隠し味に混ぜています。この時期の後に頻繁に使われることとなる、アタックが強くサスティンの短いチャイナシンバルのような音もある気がします。

     


【2013/03/09 14:13】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集102
立花ハジメのファーストソロアルバム「H」(1982年5月21日)は高橋幸宏がプロデュースしたことはよく知られていますが、どの曲でドラムを叩いているのかはっきりしませんでした。意外にも『Soprano Silhouette』と『Alps』と、2曲も叩いていたのです。

今回は『Alps』を聴きましょう。「やっとこ、やっとこ」みたいなドラムパターンが続くかと思うとお得意のロールが不意に現れます。高橋幸宏には珍しく、前衛的で変則的なドラム演奏を披露しています。このスタイルは当時限定といった感じで、今あるいはこれから披露することはないと思われます。そういえば、還暦記念ライブに旧友の立花ハジメはお呼びがなかったのでしょうね。

        


【2013/01/14 13:36】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集101
高橋幸宏は、中西俊夫と佐藤チカがプラスチック解散後に結成したプロジェクト、MELONのシングル『P.J.』(1982年11月5日)の録音にもドラムで参加しています。曲名のイニシャルは二人が出演も果たした資生堂「パーキー・ジーンズ」を意味します。参加メンバーは以下の通りです。

中西俊夫 Vocal & Guitar
土屋昌巳 Guitar
高橋幸宏 Drums
Percy Jones Fretless Bass
Bernie Worrell Clavinet
Steven Scales Conga & Cowbell
佐藤チカ Back Up Vocals
Dolette McCdonald Back Up Vocals
ヤン富田 Steel Drums

一風堂のツアーメンバーだったパーシー・ジョーンズも参加しています。この人のイニシャルも「P.J.」ですね。高橋幸宏のドラムはいたってシンプルではあるものの、フィルインではいつものパターンで存在感を示します。スネアの音は当時ピーター・ゲイブリエルが使い出したゲートエコーを早くも導入しています。シンバルはまったく使われず、YMOでの録音と同じようにドラムを演奏しているのが分かります。

     



【2013/01/13 19:48】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集100
高橋幸宏と細野晴臣によるエレクトロニカ・ユニット、スケッチ・ショウのデビューアルバム「AUDIO SPONGE」(2002年9月19日)に『Turn Down Day』という曲のカバーが収録されています。60年代半ばに活動したThe Cyrkle(ザ・サークル)が残した楽曲で、ヒット曲『Red Rubber Ball』ほど有名ではないようです。まずはその原曲を聴いてみましょう。
   
     

次にスケッチ・ショウのカバーを聴きましょう。メロウなヒップホップになります。

     

聴いてお分かりの通り、ドラムは高橋幸宏による生演奏ではなく、プログラムによる自動演奏です。こんなに手数の多いドラムを高橋幸宏が実際に叩くはずがなく、またできるわけがありません。そうだとしても、今に至るまで、これほどまでにブラコン・ヒップホップなリズム構成は、高橋幸宏が関わったものの中では私はこの楽曲しか知らず、生演奏ではなくとも当名演集に加えておきたい気でおりました。

スケッチ・ショウの中でも異質な曲調のこのカバーを聴いて、私はある女性歌手を思い起こしました。R.ケリーがプロデュースしたことで知られる黒人女性歌手、今はなきアリーヤです。ファーストアルバム「Age Ain't Nothing but a Number」収録のアルバムタイトル曲の雰囲気が、ソックリではないのであくまでも参考程度ですが、スケッチ・ショウのカバーと通じるものがありご紹介したいと思いました。

R.ケリーをはじめ、90年代の歌モノヒップホップによく見られた、アコースティックギターのアルペジオによるフォーキーな味付けをしたり、歌が続くのにスネアドラムが途中で外されたり、スネアの音が硬質でタイトであったりと共通項があるような気がします。

『Age Ain't Nothing but a Number』がシンプルなドラムに対し、スケッチ・ショウの『Turn Down Day』は裏打ちが多用されたりとドラムンベースの延長のようですが、これをシンプルにしてしまうとモロR.ケリーやブラコンになるからか複雑にしているのでしょう。最初で最後のブラコン的アプローチだったのかもしれません。

     


【2012/12/30 22:54】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集99
「Fate of Gold」は80年代以降にリリースされた高橋幸宏のアルバムの中でも、サンプリングやオーバーダブによるドラムではない生ドラムの演奏を多く披露したユニークなアルバムだと言えます。アルバム全体のサウンドも電子音を抑えたアコースティックなものでした。出たばかりのTAMA Starclassic Mapleを導入し、聴く人によっては明るく響きのよいサウンドに変わったことに気づいた人もいたはずです。しかし意外と高橋幸宏ファンの間で評価がとりわけ高いわけではなく、先の還暦記念ライブでは1曲も披露されなかったほどの忘れ去られそうなアルバムとも言えそうです。

残念ながら同アルバムからは『十月の恋』しかYouTubeで聴くことができません。とはいえこのアルバムのサウンド性を語るには十分な楽曲です。お聴きのとおり、前後のアルバムと異なり、ギミック性は影を潜め、きわめてシンプルなサウンド。ドラムのリズムはシェイクパターンで、たしかに当時アシッドジャズなんかが流行っていたからそのまま導入したといえばそうかもしれませんが、その後モロにドラムンベースを導入したアルバムなどよりは、今聴いても古臭さを感じさせない上品さがうかがえます。イントロで高橋幸宏独特の間合いが楽曲を印象づけ味わい深いです。

     


【2012/12/26 00:21】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集98
意外と動画サイトで見つからなかった後藤次利の『ミスター・ベースマン』の音源がYouTubeでアップされました。後藤次利のファーストアルバム「ミスター・ベースマン」(1979年4月25日)冒頭曲のテクノぽいアレンジでYMOのメンバーが参加しています。テクノぽいアレンジ、あるいは高橋幸宏が参加したのはアルバムではこの曲だけです。参加メンバーは以下のとおり。

高橋幸宏 Drums
後藤次利 Bass
鈴木茂 Electric Guitar
坂本龍一 Keyboards
浜口茂外也 Percussion
EVE Chorus

翌年1980年1月1日にリリースの沢田研二のシングル『TOKIO』でも、後藤次利はテクノ風のアレンジをして第22回日本レコード大賞・編曲賞を受賞しています。『ミスター・ベースマン』での編曲の経験が生かされていたのかもしれません。

高橋幸宏のドラムは、後藤次利と組んだサディスティクスよりはYMOに近いスタイル。テクニック的にはどうってことないですが、あくまでも後藤次利のベースと坂本龍一のシンセのかけ合いが中心で脇に徹した堅実なドラムを披露しています。

ところでこの曲が収録されているアルバム「ミスター・ベースマン」、いまだにCD再発がなされていません。当時同じビクターと契約の遠藤京子の初期2枚もCD化がされず、『輝きたいの』が注目を浴び、どうにかビクター時代のベスト盤がリリースされたレベルです。「ミスター・ベースマン」は他にも、当ブログの「筒美京平の隠れた名曲集」ですでにご紹介した筒美京平作品も3曲収録されており、再発が望まれるアルバムの一つです。

     


【2012/12/15 23:37】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集97
サンディーのファーストソロアルバム「Eating Pleasure 」(1980年)収録の『Drip Dry Eyes』に高橋幸宏がドラムで参加しています。私はこれを高橋幸宏の歌のカバーかとずっと思っていましたが、実はサンディーの方が1年早く高橋幸宏は翌年の1981年にこの曲を含むサードアルバム「NEUROMANTIC」(1981年5月24日)をリリースしています。

ですので『Drip Dry Eyes』といえば高橋幸宏のヴァージョンのイメージが強くかっちりしたリズムの印象があったのが、サンディーのはダブ風の効果を取り入れ、高橋幸宏がいつものロールや裏打ちスネアを随所に散りばめたレゲエ・スカ調に仕上げられています。またプロデューサーが細野晴臣だけあって、間奏のベースが目立っています。3:33以降のような、高橋幸宏バージョンにはない歌とリズムだけの部分があったりと、なかなか聴きごたえのある内容であらためて愛聴しそうです。






【2012/12/03 00:02】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集96
矢野顕子の「グラノーラ・ツアー」1987年12月7日群馬での『東風』の演奏です。ライブアルバム「グッド・イーブニング・トウキョウ」と同じメンバーだと思われます。なおこのアルバムに『東風』は収録されていません。

坂本龍一: キーボード(Kurzweil, Simmons Silicon Mallet)、バックボーカル
矢野顕子:メインボーカル、ピアノ、小原礼:ベース、バックボーカル
高橋幸宏:ドラム、 バックボーカル
窪田晴男:エレクトリック・ギター
吉川忠英:アコースティック・ギター、パーカッション、マンドリン、エレクトリック・ギター、バックボーカル

高橋幸宏の演奏スタイルは1983年YMOの散開ツアーをほぼ踏襲するものです。違いはシモンズか生ドラムかといったところでしょうか。この時期らしい、サスティンを抑えたチャイナシンバルを多用しています。

     

ちなみに1979年の「矢野顕子5days at 六本木PIT-INN〜東京は夜の7時」での同曲の演奏スタイルは、YMOのファーストアルバムと「パブリック・プレッシャー」を足して2で割った感じ。矢野顕子がソロで『東風』を歌う時は近い時期のYMOの演奏スタイルを踏襲しているともいえます。では「WORLD HAPPINESS」での演奏スタイルに今の矢野顕子がこの曲を歌う機会があるかというと、少々困難が伴うとしか言いようがありません。。

     
     

【2012/11/20 23:56】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集95
坂本龍一の「サウンドストリート」を聴いていた人であれば覚えのあるラジの『わたしはすてき』(作曲:矢野顕子、作曲:坂本龍一)で高橋幸宏は印象的なドラムを披露しています。この楽曲はアルバム「Quatre(キャトル)」(1979年10月21日)のA面4曲目に収録された曲です。アルバムタイトルの「Quatre」とはフランス語で「4」を意味しますが、4枚目のアルバムではなくサードアルバム。同名の曲がアルバム冒頭に収録されています。

さて高橋幸宏は『わたしはすてき』の間奏と後半のインストのところで、歌物では珍しくきわめてフュージョン的な裏打ちオープンハイハットを多用しています。坂本龍一は先のラジオ番組で、「昔は幸宏もタツタツタツッといったフュージョンみたいなフレーズをやっていたんだよね」みたいなことを言っていました。しかしそれ以外の歌の部分は普通といえば普通なのですが。歌の部分のハイハットは8ビートで刻んで、間奏部は16分の裏打ちが突然多用されるので、曲調が変わった印象があります。この楽曲は正確には16ビートシャッフルなので16でハットを刻み続けてもよさそうですが、ジェフ・ポーカロほど高橋幸宏は刻むのが得意でないのか8で省略。

音楽的には間奏のギターカッティングがアース・ウィンド&ファイアーのアル・マッケイみたい。Aメロはゴダイゴの『モンキーマジック』や久保田利伸の『流星のサドル』と通じるものがあります。それとイントロのシーケンスはシーナ・イーストンの『モダン・ガール』と似ているとピンときたのですが、実は『モダン・ガール』の方がリリースは遅く29 February 1980だったのですね。

     

     


【2012/11/10 06:09】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集94
1976年にJAZZ CLUB「ミスティー」でジャズ・ヴォーカリストとしてデビューして以来、今もなお歌手活動を続ける酒井俊のアルバム「My Imagination」で、高橋幸宏はドラム演奏で参加しています。今回は4曲目に収録されている『Love Potion #9』を聴いてみましょう。参加メンバーは以下の通り、編曲/ミュージカルディレクションは坂本龍一です。

酒井 俊:vocal
坂本 龍一:electric piano Oberheim Prophet-5
松原 正樹:electric guitar
小原 礼:electric bass
高橋 ユキヒロ:drums
鮎川 誠:electric guitar

イントロと基本のリズムはYMOの『DAY TRIPPER』、加藤和彦の『サン・サルヴァドール』や大村憲司の『MAPS』と同じですが、0:49からスネアが頭、ハイハットの16分を刻み、二分三連が入ったり、ところどころにブレイクが挟まれたり、バスドラの連打があったりと、高橋幸宏が叩くドラムにしては比較的複雑な構成の楽曲です。うp主さんの指摘の通りDEVOの影響がうかがえます。同じ頃にリリースされた近田春夫のアルバム「天然の美」に収録の『何故かアップ・サイト・ダウン』と雰囲気が似ています。




【2012/09/15 23:37】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集93
昨日アップされたYouTubeでサディスティクスがアース・ウインド & ファイアーの『ゲッタウェイ』を演奏していたのを初めて知りました。1978年8月29日九段会館での演奏です。まさしくクロスオーバー全開の演奏、しかし高橋幸宏のドラムはあくまでも基本に忠実といった感じがします。そういえば高橋幸宏がソロアルバム「サラヴァ」にアース的な楽曲を導入していましたが、この時期は彼にとってアースがブームだったのでしょうか。

ところで先日WOWOWを観ていたら、「洋楽主義」でアースの特集が組まれていました。アースの歴史がコンパクトにまとめられていて非常に面白かったです。9月26日(水)深夜1:50と10月5日(金)午前4:00の2回再放送されるそうなので、興味のある方は是非ご覧ください。

『ゲッタウェイ』のインストといえば、リー・リトナーのアルバム"Gentle Thoughts"('77)の演奏がまず思い浮かびます。サディスティクスと比較するのもよいでしょう。動画5:00前後から『ゲッタウェイ』がはじまります。参加メンバーにDave Grusinがいて、高橋幸宏が映画音楽を通じて好きな作曲家あることは有名ですね。

     

     



【2012/09/15 06:14】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集92
意外にもこのシリーズでは高橋幸宏のソロアルバムからの作品は選んでいないことがわかりました。ソロアルバムはドラマーというよりは、歌手、サウンドクリエーターとしての立ち位置なのでしょう、ドラム演奏自体はソロアルバム以外で参加したものと比べると、脇役といった感じがしないでもありません。

そんな中でグルーヴ感があって今聴いてもかっこいいなと思う演奏が、アルバム「Wild & Moody」(1984年11月10日)に収録の『Kill The Thermostat』です。そもそもこのアルバムは全曲英詞で、当時本人が使った言葉でいうところの「地球規模」がマーケット対象だったためか、日本語詞の作品のようなしっとり感がなく、グルーヴかつドライなサウンドが特徴だと思います。

とりわけこの『Kill The Thermostat』は、アルバム中楽曲としては地味な印象がありますが、ソロアルバムには珍しい16分シャッフルのグルーヴ感がとにかく気持ちがいい。ドラムの乾いたサウンドが独特で、ハイハットがないのがかえってノリがよく聴こえるのかもしれません。0:40のところで入るタムの一撃も、演奏上大したことはないのですが、間の入れ方が絶妙でグルーヴ感を引き立てます。

「Wild & Moody」のツアーではスティーヴ・ジャンセンがサポートメンバーでドラムを演奏していました。実際ライブで観た時には、ジャンセンのドラムノリが珍しく非常にグルーヴしているなと思っていたのですが、今こうして聴き比べてみると、スタジオ録音とはいえ高橋幸宏の方がグルーヴ感では上手かなとあらためて感じた次第です。ライブ会場ではハイハットの刻みやシンバルのアクセントがメリハリをつけているように感じましたが、この作品はそれらを抑制した方が適しているのかもしれません。最近なかなかライブではお目にかからない作品です。

     

     


【2012/09/05 23:46】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集91
高橋幸宏著「心に訊く音楽、心に効く音楽 私的名曲ガイドブック」(PHP新書)のP.84に以下のことが書かれています。

 (泉谷しげるの)「おー脳」は、梅毒の歌で、放送禁止になってしまいましたが、すごくソウルフルでした。もう一曲は、「君の便りは南風」というので、そこでは、レゲエをやっています。たぶん、日本人で初めて演奏したレゲエではないかと。
 当時、あれほどベースとドラムの音が大きいアルバムはなかったんじゃないかなあ。
 フォークの人たちのアルバムでは、ドラムやベースが後ろに引っ込んで、弦とかを使うアレンジが目立つような傾向にありましたからね。


『君の便りは南風』は泉谷しげるのアルバム「光と影」(1973年9月25日)の1曲目に収録された楽曲です。アルバムのプロデュースは加藤和彦。先日も述べたように、加藤和彦は1973年の時点でその後イギリスでもブームとなるレゲエを早くも導入、一歩先行くサウンドを作っていたのです。

高橋幸宏のドラムは、日本初と言われるレゲエの楽曲で堂々とした演奏を披露、その後参加した坂本龍一&カクトウギセッションの「サマー・ナーヴス」(1979年6月21日)よりも6年も前にレゲエのリズムを確立しています。「サマー・ナーヴス」の『ゴナ・ゴー・トゥ・アイ・コロニー』の雰囲気によく似ています。

     

     

放送禁止となった『おー脳』は泉谷版ミカバンドといった楽曲。『塀までひとっとび 』同様ファンキーな曲調です。やはり高橋幸宏はレゲエとファンキーなリズムが得意なんでしょうね。

     

        



【2012/08/14 23:48】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集90
加藤和彦のアルバム「あの頃、マリーローランサン」(1983年)に収録の『愛したのが百年目』という隠れた名曲に高橋幸宏はドラムで参加しています。ドラム自体はシンプルで何てことはないようで、その後のこの種の音楽のお手本になったのではと思えるほどの演奏です。

この曲を聴いてみて思い出す方もいらっしゃることでしょう。シャーデーの『スムース・オペレーター』とクリス・レアの『オン・ザ・ビーチ』が浮かびます。しかしこの2曲、加藤和彦の『愛したのが百年目』よりも後にリリースされているから驚きです。『スムース・オペレーター』は1984年、『オン・ザ・ビーチ』は1985年と、ともにイギリス本国でリリース。加藤和彦のことを「常に時代の一歩先を歩いてきた人」と称する人が多いのも肯けます。

高橋幸宏のドラムはここでもチャイナシンバルをアクセントとして用いています。同じ年にチャイナシンバルを多用した散開ライブがあったことを考えると、1983年を起点にチャイナシンバルを使い出したことがわかります。ジャパンのスティーヴ・ジャンセンからの影響かもしれません。ラテンのリズムをシンプルな8ビートでひたすら刻んでいくところなど、その後のシャーデーやクリス・レアに影響を与えたと言えないでもない、そんな気にさせる楽曲です。

     

     

     


【2012/07/27 20:20】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集89
前回ご紹介したのとは対照的なロックぽい楽曲を聴きます。1973年5月1日に日本武道館において催された「ラブ・ジェネレーション・ライブ・コンサート」での『銀河列車』という曲です。ここでは加藤和彦とサディスティック・ミカ・バンドの名義で参加したようです。

高橋幸宏のドラムは、イントロからYMO以降でも多用した「スネア半拍ずらし奏法」で始まり、途中でいつの間にかずらしが解消されていきます。スネアのチューニングは比較的高め、サスティンも長めに聞こえますが、おそらくリム打ちによるものだと思われます。ロックテイスト溢れるドラミングです。

     



【2012/07/04 23:00】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集88
久々にサディスティック・ミカ・バンドでの演奏から選んでみました。サードアルバム「HOT! MENU」(1975年11月5日)の『ブルー』という大人っぽい雰囲気の楽曲です。高橋幸宏のアドリブっぽいビートのドラムで曲は始まります。このアルバムから参加した後藤次利の独特のうねるベースがアンニュイな雰囲気を醸し出しています。前作の「黒船」よりは、解散後に高橋・今井・高中・後藤が結成したサディスティクスに近い気がします。ボーカルよりもインストの方に比重が高くなっているからかもしれません。高橋幸宏のドラムは裏打ちを随所に散りばめ、フックのきいたサウンドを聞かせます。

     



【2012/07/04 22:44】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集87
またもや「矢野顕子5DAYS六本木ピットイン フィーチャーリング・坂本龍一」(1979年4月25日)での演奏を聴きます。ゲストの大村憲司の作品『LEFT- HANDED WOMAN』を、何と高橋幸宏が演奏しています。0:23〜0:29あたりの右手でライドを刻みながら左手でオープンハイハットを入れるところなどはスティーヴ・ガッド的ですが、1:23〜1:25のところのフィルインは早くも字余りを導入しているのが分かります。単にタイミングを外したのかもしれませんが。いやいや、3:08〜3:11、3:16〜3:18を聴くとまたもや登場するので狙ったことなのでしょう。

この曲は大村憲司の「KENJI SHOCK」というアルバムの冒頭に収録されたもので、そこではジェフ・ポーカロがドラムを演奏しています。高橋幸宏がジェフ・ポーカロの話を表ですることはなかったと思うのですが、スリンガーランドやパイステ(高橋幸宏はハイハット)を愛用したり、スネアの音をアタックが強くサスティンが弱いものを好んだり、バーナード・パーディがアイドルだったりと意外と共通点がある気がしてなりません。

話をピットインの話に戻すと、高橋幸宏はこのライブでジェフ・ポーカロのレコーディングバージョンよりも、手数が多く、かつ字余りフィルインを多用したりと実に賑やかな演奏を披露しているいえます。

     

     




【2012/07/03 23:07】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集86
『THE END OF ASIA』ほどライブでの演奏スタイルが多様な楽曲はないのではないでしょうか。今日は、先日もご紹介した「矢野顕子5DAYS六本木ピットイン フィーチャーリング・坂本龍一」(1979年4月25日)でのバージョンを聴いてみましょう。

矢野顕子のMCの途中で高橋幸宏のハイハットの刻みが入り、次にたてノリのバスドラが加わって曲が始まります。曲自体は「PUBLIC PRESSURE」のアレンジと似ていますが、ドラムは16分のハイハットの刻みとバスドラが中心で、スネアは抜かれています。こちらのバージョンは今聴いてみるともっともダンサブル、とりわけ3:27からの雰囲気はその後のハウス・ミュージックのノリに近いところがあります。「PUBLIC PRESSURE」の演奏の方が少し後で、これよりはレゲエ調のリズムに仕上げられています。ピットインでの演奏はリラックス、公的抑圧は緊張を感じさせるのが比較して分かります。

     

     


【2012/07/03 22:38】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集85
前回、坂本龍一のアルバム「左うでの夢」(1981年10月5日)をご紹介して思い出しました。同アルバムに『Living In The Dark』という楽曲が収録されています。リズム隊は細野晴臣と高橋幸宏で『Relâche』と同じです。一聴したところジャパンのスティーヴ・ジャンセンと相通じる変則パターンのドラムのようですが、同年発表したザ・ビートニクスのデビューアルバム「EXITENTIALISM 出口主義」収録の『アーク・ディアマンテス』の延長線上にある気がします。イコール、フィル・コリンズからの影響が濃厚のドラミングだと思われます。

     


【2012/06/25 22:42】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集84
矢野顕子がカバーする『THE RIVER MUST FLOW』(原曲ジノ・ヴァネリ)といえば、「KYLYN LIVE」に収録されている村上秀一がドラム演奏したものがまず浮かびますが、このたび高橋幸宏が演奏した珍しいヴァージョンがYouTubeでアップされたのでご紹介します。「矢野顕子5DAYS六本木ピットイン フィーチャーリング・坂本龍一」と題されたライブでの模様で、動画は1979年4月25日だとのことです。メンバーは以下の通りだと思われます。

ヴォーカル・ピアノ:矢野顕子
キーボード:坂本龍一
ドラム:高橋幸宏
ギター:大村憲司
ベース:小原礼

2:20のあたりで高橋幸宏の姿が見られます。YAMAHAのYD-9000Rのセットのようです。YMOの時とは異なりライドシンバルが置かれています。シンドラはポラードでしょうか。村上ポンタほど効果的には使っていない気がします。2:29からのスネアの裏打ちは、むしろ今と通じるところがあります。4:23前後で多少もたつきを感じさせますが、おそらく高橋幸宏が曲構成を誤って覚えていたのではないかと思われます。そして5:44からは坂本龍一の「左うでの夢」収録の『Relâche』を彷彿させる変則的フィルインで曲が締めくくられます。

     


【2012/06/24 23:58】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集83
オーメンと同じ誕生日の高橋幸宏。明日6月6日で還暦を迎えます。今日はそれにちなんで『6月の天使』を聴いてみましょう。『6月〜』とありながら、この作品を収録したアルバム「薔薇色の明日」がリリースされたのは1983年8月25日でした。

高橋幸宏のドラムは当時すでに確立された、直球勝負のシンプルなフィルインやチャイナシンバルのアクセント使いなどを駆使しています。0:59前後のブレーク後にフロアタムからフィルインが入るところなども今と通じるところがあります。まあ一聴したところ、シンプルで誰でもできそうなドラムのようなのですが、間合いとかサウンドがやはり高橋幸宏固有のものとしか言いようがありません。

     

それはそうとこの作品、ゴダイゴの何かに似ているなと思案していたら、『僕のサラダガール』(1976年4月1日)であることが思いつきました。サビの「I love my salad girl, salad girl, salad girl, salad girl, salad girl, I love you」の下線部のところや、アコースティックギターやメジャー7thを多用しているところに共通点がありそうです。残念ながら『僕のサラダガール』は「レコード会社の申し立て」により、どの動画サイトからも削除されています。初期ゴダイゴの作品群は、たしかに売れ線ではないものの、タケカワユキヒデの当時日本の音楽界に稀有な洗練味がありました。

高橋幸宏もタケカワユキヒデといえば意外と共通点が他にもあって、1952年生まれ、ビートルズ大好き、名前をカタカナにしたり漢字に戻したりすることなどがあげられます。相違点をあげるとしたら、歳をとるにつれ、ますますスタイリッシュで生活臭がなくなっているのが高橋幸宏、その真逆がタケカワユキヒデであると言えそうです。


【2012/06/05 19:28】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集82
「70年代森山良子と並んで『日本のジョーン・バエズ』と称された(Wikipedia)」小林啓子の楽曲からまた1曲。セカンドアルバム「かなしみごっこ」(1972年12月)に収録のタイトル曲『かなしみごっこ』(作詞:酒井チエ、作・編曲:かまやつひろし)を聴きましょう。主な参加ミュージシャンは以下の通りです。

ギター:日高 "TOMMY" 富明(ガロ)
ギター:かまやつひろし
ベース:小原礼
ドラム:高橋幸宏

当時の歌モノとしては、ドラムの音量が大きく、かつ録音が良質なためクリアなサウンドです。スネアが今にも通じるタイトなサウンドで、すでに若くして(20歳)独自のものが出来上がっていることに改めて驚かされます。1:03からの8分音符のシンプルなフィルインですら音楽的な味わいが伝わってきます。途中曲調が変わってからの、とりわけ「あたしはかなしみごっこ」のリフレインのところのビート感は、20歳の若者らしい若々しさがほとばしっています。

     


【2012/06/03 21:29】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集81
高橋幸宏と東京スカパラダイスオーケストラの動画といえば、『WATERMELON』(1995年4月28日)のPVやライブ動画がほとんどでしたが、このたび他の楽曲での共演動画がアップしたのでご紹介します。今はなきタウン誌「ぴあ」の800号記念イベントでのライブの模様です。1999年、場所は横浜アリーナ。当時こんなイベントがあったとは全く知りませんでした。青木達之がいないところを見ると、亡くなった1999年5月2日以降のものでしょう。高橋幸宏が助っ人といった形でゲスト出演したのかもしれません。茂木欣一が正式メンバーとなるまで、中村達也がサポートメンバーとして活動していたのは知っていましたが、高橋幸宏もこうして参加していたとは。貴重な動画です。

1曲目はスカパラのデビューシングルで十八番の『MONSTER ROCK』(1990年4月21日)。高橋幸宏のスカ調リズム披露は80年代前半以降なかったのではないでしょうか。フィルインは「TECHNOPOLIS 2000-20ツアー」の『The End of Asia』を彷彿とさせます。スネアの音量がいつもより大きく感じますが、いつものTAMAのベルブラスにリムごと叩きつけているからでしょう。

2曲目はバカラックの『The Look of Love』。これはスカパラの高橋幸宏への配慮であることは明らかですね。そういえば一昨年の「WORLD HAPPINESS」にスカパラが参加した時も、『Absolute Ego Dance』を披露したりと、なかなか抜け目がありません。そして06:18のようなショット、これこそ高橋幸宏の得意技といえます。レゲエ調のリズムも80年代前半以降なかったかもしれません。

そして最後は何と『ルパン三世'78』です。高橋幸宏がこの楽曲を演奏するとは考えたことがありませんでした。ドラムは無難にまとめています。

ところでドラムセットの向かって右側に、PollardかULT SOUNDかのシンセドラムが4つ見えます。ここでの演奏で使ったのかどうかは不明ですが、90年代以降の高橋幸宏のセットでシンドラが登場したのは最初で最後ではないでしょうか。

     



【2012/05/28 20:36】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集80
高橋幸宏の他人の楽曲でのレコーディングやライブのみならず、本人名義のソロアルバムでも稀なスタイルのドラム演奏があります。ファーストソロアルバム、「サラヴァ!」(1978年6月21日)に収録の『エラスティック・ダミー
』(作曲:坂本龍一) は、同アルバム全体にしっとり感のある曲群の中でもダンスチューンに分類されてもよさそうな楽曲です。この雰囲気の違う曲を提案したのは作曲者の坂本龍一らしく、「アース・ウィンド・アンド・ファイアーみたいにパーッといこう」みたいなことを言われたものの、高橋幸宏はそれほど乗り気はなかったようです。しかしアナログ盤ではB面の1曲目に収録されているので、意外と本心ではまんざらでもなかったのではないでしょうか。

そうれはそうと坂本龍一がアースの何の曲を参考に『エラスティック・ダミー』を作曲したのか気になっていましたが、アルバム「太陽神」(1977年11月21日)から着想を得ていたのではないかと最近分かりました。ドラムの基本リズムやブラジル風のストリングスアレンジやスキャットのみのヴォーカルは"Runnin'" (E. Del Barrio/M. White/L. Dunn) 、曲調は"Brazilian Rhyme" (M. Nascimento)、などがそうではないでしょうか。高橋幸宏にアースという組合せは一見突飛ですが、アルバム「太陽神」がブラジル音楽の導入ということと、「サラヴァ!」がラテン系の音楽を中心に曲構成がなされていることを考えると、それほどギャップがあるわけではないことがわかります。また、「太陽神」のリリースから「サラヴァ!」のリリースまでわずか7ヵ月しかインターバルがないことから、坂本龍一が「太陽神」を聴いてすぐさま導入を提案したのが読み取れます。

     

     

     

おまけですが、アースの"Runnin'" をカバーしているグループがあります。Mint Conditionは小編成ながらもこの難曲を演奏しているところがすごいです。

     

そして1994年東京公演におけるアースの演奏です。

     

もう一つおまけです。マーカス・ミラーもカバーしています。こちらは"Brazilian Rhyme"の方です。

     

そして比較的最近のアースの演奏です。2006年オランダはロッテルダム市におけるものです。

     


【2012/03/11 02:35】 高橋幸宏ドラム名演集 |
高橋幸宏ドラム名演集79
以前に大貫妙子のアルバム「ミニヨン」(1978年9月21日)から『海と少年』をご紹介したことがあります。今回は同アルバムより「あこがれ」という高橋幸宏には珍しいロッカバラードのリズムの楽曲を聴いてみます。参加メンバーは以下の通りです。

高中正義 Guitar
鈴木茂 Guitar
吉川忠英 Guitar
高橋ユキヒロ Drums
細野晴臣 Bass
坂本龍一 Keyboards
浜口茂外也 Percussions
多グループ Strings
梅垣達志 Chorus
ヒデ・コウタロウ Chorus
伊集加代子 Chorus
和田夏代子 Chorus
鈴木宏子 Chorus

『海と少年』は坂本龍一のアレンジですが、この楽曲は瀬尾一三によるものです。アルバムでの瀬尾の編曲では唯一YMOの三人がプレイヤーとして参加しています。歌自体は大貫妙子らしい自然な感じですが、曲そのものはゴスペル調といえるのかもしれません。終盤で高中正義が泣きのギターをフェイドアウトまで披露します。

高橋幸宏ドラムは、3:20以降のサビの部分でややアドリブっぽい裏打ちを多用する他は、全体にベーシックなドラムで歌を引き立てているようです。2:26で得意のロールが登場します。

     



【2012/02/25 02:16】 高橋幸宏ドラム名演集 |


PROFILE
ドラム小僧
  • Author:ドラム小僧
  • ようこそ!やっとBlogができるようになり楽しみです。
    今スコティッシュ・フォールド3匹と暮らしています。
    楽器はドラム。スポーツは自転車。
    語学は英・仏・独・伊(飛行機が怖いので海外に行ったことはありません)。
    音楽は近現代フランス音楽、フレンチジャズ、フレンチポップス、イタリアンポップス、ジャーマンロック、ブリティッシュポップス、テクノ。
    国内は坂本龍一、加藤和彦、大貫妙子、Phew等。
    好きなドラマーはMarco Minnemann(NHKラジオ講座ドイツ語テキスト投稿欄でも紹介)、高橋幸宏等。
    丹田呼吸を日々実践しています。
    以上のことを気ままに書こうと思いますのでよろしくお願い申し上げます。
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